実習風景・実習を終えての感想
2023年V期 あおば薬局太田店にて実習 Cさん(T大学 薬学部)
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
薬局実務実習で特に印象に残っていることは、終末期の患者様への在宅訪問です。
実習中、指導薬剤師の方と一緒に、ある終末期の患者様のお宅へ数回訪問させていただきました。しかし、それから間もなく、患者様がお亡くなりになったと知りました。お伺いした際に、少しお元気な様子だったのになぜという気持ちと、何もできない無力感があり、とても印象に残っています。
■将来はどんな薬剤師になりたいか
私は、将来は認定などの専門的な知識を身につけ、薬剤師としての強みを持ち、患者さんから信頼される薬剤師になりたいです。
また、患者さんだけではなく、多職種連携の面において、他の医療従事者の職種を理解し、自分の専門性をわかりやすく共有できるような他の職種からも信頼される薬剤師になりたいです。
■今回の実習を振り返ってみての感想
今回の実習を振り返ってみて、実習が始まる前は、服薬指導などがしっかりとできるか不安でしたが、薬剤師の方や事務の方が優しく指導してくださり、すぐに不安な気持ちはなくなり、気づけばあっという間に11週間の実習が過ぎてしまいました。
服薬指導では、最初はどうやってコミュニケーションを取れば良いかがわからなかったが、指導薬剤師の方のアドバイスを参考にし、何回か服薬指導を行うことで、少しずつ患者さんとの会話をスムーズに行うことができました。
これからも薬局実習で学んだことを活かして、患者さんに寄り添える薬剤師になりたいと思います。
2023年度あおば薬局高崎店にて実務実習の様子
2023年度あおば薬局高崎店での実務実習は1名実施しました。
Aさん(高崎健康福祉大学 薬学部)
@実習中印象に残ったこと
実習では、大学で教わった知識として知っている事だけでは患者様への説明には不十分だと感じることが多く、薬剤師の方々の知識の深さと幅広さに驚きました。また、薬局の方々はすでに知識が十分にあるのに、新薬や処方薬の珍しい使い方など知らないことや些細な疑問点があると、すぐに調べて情報を共有しており、積極的に知識を深めようとする姿勢が積み重ねられた結果なのだと実感しました。
A将来はどんな薬剤師になりたいですか?
私は将来的に、地域の人が日常で困った時に患者様になる前の健康な状態で気軽に相談してもらえる薬剤師になりたいです。そのため、医薬品の知識以外にも興味を持ったことや疑問点などは積極的に調べ、幅広い知識を身に着けていこうと思います。
Bこれまでの実習を振り返っての感想
実習中は服薬指導だけではなく、様々なことを経験させていただきました。 薬局実習が始まるまでは、服薬指導と監査以外に何をするのだろう?上手く出来るだろうか、失敗してしまい迷惑をかけるのではないかと不安でしたが、指導薬剤師の方を含め薬局の方々に指導していただき、少しずつ服薬指導にも慣れ患者様と話すことが楽しいと感じる機会も増えるようになりました。
現場の薬剤師の活躍を見て実際に様々な経験をさせてもらえました。それによって知識の理解度が広がり、患者様への服薬指導に対する苦手意識を克服できました。
2023年T期 あおば薬局前橋店にて実習 Rさん(G大学 薬学部)
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
あおば薬局前橋店は様々な場面で地域貢献を行っていることです。
講演会や在宅医療、サービス担当者会議など様々な活動を行っており、これらの活動を通して、予防・未病段階から終末期までの地域住民の健康を支えていると実感しました。
■将来はどんな薬剤師になりたいか
患者に寄り添い不安や悩みについて理解し、様々な面でサポートを行い、患者の病状や希望に適切な医療を提供できる薬剤師になりたいです。
■今回の実習を振り返っての感想
11週間の薬学実習を通して、充実した経験を得ることが出来ました。在宅医療、学校薬剤師、公衆衛生、啓発活動における薬剤師の幅広い役割やコミュニケーションスキルの重要性を学ぶことが出来ました。
最初は不安や分からないこともありましたが、多くの方々に支えられ無事実習を終えることが出来ました。これらの経験を活かし、薬剤師として高い専門性を身に着けていけるよう頑張りたいです。
■服薬指導の前に服薬指導ポイントを担当薬剤師と確認している様子
□指導薬剤師より
実習が始まった直後の服薬指導では、たどたどしかったものの、最後は問題ないレベルで指導出来ていました。短い実習期間でしたが、成長を感じ取ることができました。
密度の濃い実習でしたが、良い経験はしっかり吸収して今後もがんばってください。
2023年U期 あおば薬局太田店にて実習 Kさん(T大学 薬学部)
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
最も印象残っているのは服薬指導です。実際の現場では学校で見た模範症例よりも複雑な処方内容が多いことに驚きました。薬の効果や副作用の説明だけでなく、処方した医師の意図も読み取らなければ、患者さんの服薬アドヒアランスの向上に繋げられないことを学びました。
また、処方せんだけでなく、過去の薬歴やお薬手帳から様々な情報を読み取った上で、患者さんに合わせて、必要な指導内容考えていかなければならないことなど、とても勉強になりました。
■将来はどんな薬剤師になりたいか
患者さんが安心と信頼をできる薬剤師になりたいです。
薬に関する知識を深めることはもちろんのこと、患者さんの立場に立って物事を捉え、不安や疑問についてわかりやすく適切な説明ができるようにしていきたいです。
■今回の実習を振り返ってみての感想
11週間の薬局実習は長いようで終わってみると一瞬のように感じました。
もともとコミュニケーションに自信がないこともあり、最初の頃の服薬指導では焦ってしまうことや、一方的に話してしまうなど、上手くいかないこともありました。しかし、回数を重ねるごとに流れを掴めるようになり、患者さんの話を聴く姿勢を持ち、話しやすい雰囲気を作ることがまず大切であることを学びました。
また、調剤や服薬指導だけでなく在宅訪問や学校薬剤師としての環境検査、ワークショップによる交流など多くの経験をさせていただきました。実習でまなんだことを活かし、今後も学習に励みたいと思います。
2022年度あおば薬局太田店にて実習 Kさん(N大学 薬学部)
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
調剤から投薬、学校薬剤師や無菌調剤の見学、在宅医療や新薬評価会、在宅合同調整会議など、多くのことを学ばせて頂きました。その中でも、特に印象に残っていることは、患者さんへの服薬指導です。最初は緊張のあまり、患者さんとのコミュニケーションに難しさを感じていました。納得のいくような指導ができず、落ち込んだこともありました。
しかし、何度も患者さんと触れ合う中で、自然と声の大きさや話すスピード、相手にわかりやすいように説明するなど、様々な工夫を行えるようになり、最初の頃に比べて患者さんと楽しくコミュニケーションが取れるようになりました。自分なりの服薬指導も行えるようになり、以前よりも自信がついたことが印象に残っています。
■将来はどんな薬剤師になりたいか
薬剤師の皆さんの働く姿や、患者さん、医療従事者の方々に対する接し方を身近で学び、幅広い薬の専門知識を持ち、患者さんから信頼され、患者さんに寄り添うことができる薬剤師になりたいと感じました。
■今回の実習を振り返っての感想
11週間と短い期間でしたが、実習を通じて大変多くのことを学ばせていただきました。最初は、緊張やわからないことが多く、また、大学で学んだことと、実際の現場の雰囲気の違いに驚きと不安でいっぱいでした。
しかし、薬剤師さんや薬局事務の方々にわかりやすく指導していただいたおかげで、毎日が学びの多い、とても充実した時間になりました。また、薬剤師さんのかっこいい姿を見て、自分の理想の薬剤師像も明確になりました。私もかっこいい理想の薬剤師になるために、日々勉強に励んでいきたいです。
2022年あおば薬局前橋店にて実習 Iさん(K大学 薬学部)
2022年度 あおば薬局前橋店では1名の実務実習を実施しました。
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
漢方薬の処方数の多さです。実習前、漢方薬は自分にとってあまり身近なものではなく、授業の中でもあまり重要視されている印象は受けませんでした。しかし、実際に調剤を行わせていただくと、思っていた何倍も漢方の需要は高く、多くの種類が使われていることが非常に印象的でした。
■将来は、どんな薬剤師になりたいですか?
自分が聞き取りをしたい情報を聞くだけではなく、相手が聞いてほしいことを聞き取ることのできる薬剤師になりたいです。自ら話しやすい環境を作ることは、アドヒアランスの向上や患者さんにより適している薬を見つけ出すことに結びつくだけでなく、精神的なサポートにもつながります。薬のことについてはもちろんですが、様々な視点から患者さんのことを考えられるような薬剤師を目指したいと思いました。
■今回の実習を振り返っての感想
実習の中で、服薬指導が上手くいったと感じたことも数回ありましたが、その何倍も思うようにいかないことが多く、患者さんと対面する難しさを痛感しました。更に、こちらが上手くいったと思っている時に、患者さんもそう感じてくださっているかは定かではなく、利己主義的な指導になってしまうかもしれない怖さを感じました。上記の「自分が聞き取りをしたい情報を聞くだけではなく、相手が聞いてほしいことを聞き取る」服薬指導を現段階では、ほとんど実践できておらず、まだまだ未熟であり、改善の余地が多大にあります。この指導に対する姿勢は、実習中に薬剤師さんにご指導いただいたアドバイスであり、明確な薬剤師像がなかった自分にとって、今後も大切にしていきたい言葉になりました。
2022年あおば薬局渋川店にて実習 Oさん(G大学 薬学部)
■実習中印象に残ったこと
1日の処方箋枚数や1枚の処方で出る薬の数の多さに驚きました。1日平均で150枚の外来処方箋や老人保険施設の処方箋がくることに加え、10種類近くの薬が処方箋に書かれていることも多く、さまざまな薬を目にすることができ、非常に勉強になりました。
■将来どんな薬剤師になりたいか
患者さんから信頼される薬剤師を目指しています。信頼関係を築くことができたら治療に前向きになっていただけたり、少しの身体の変化でも相談していただくことで副作用や新たな疾患の発見にもつながると思うからです。また、OTC医薬品も扱える薬剤師になりたいです。少しの体調不良なら自分で治そうという意識が増え、セルフメディケーションの重要性が増していくと思われるため、医療用医薬品だけでなくOTC医薬品にも携わりたいと思っています。
■実務実習を終えての感想
服薬指導や処方解析を通し、さまざまな知識を教えていただきました。座学では学べなかった実際の臨床現場ならではの学びを肌で感じることができました。忙しい中でも私の質問に丁寧に答えてくださり、非常に勉強になりました。11週間ありがとうございました。
2022年あおば薬局高崎店にて実習 Tさん(T大学 薬学部)
2022年度あおば薬局高崎店では薬学生実務実習を行いました。
@ 実習中印象に残ったこと
服薬指導での患者さんとのコミュニケーションの重要性を改めて感じました。様々な疾患の指導をさせていただき、同じ疾患でも患者ごとに聞き取るべき内容は異なり、患者一人ひとりに合った接し方、話し方で、一人ひとりに合わせた患者指導を行うことが重要だと感じました。また、患者さんが来局してから処方箋を監査し薬を渡すスピードに驚きました。日々情報が変化していく医療の現場で常に最新の薬や疾患に対する正確な知識が必要だと感じました。
A 将来どんな薬剤師になりたいか
患者さんが話しやすい雰囲気作りを心掛けコミュニケーションを大切にし、話しやすく頼ってもらえるような薬剤師になりたいです。
また、医療についての様々な知識を身につけ、他職種と関わり患者さんの健康を支えていけるような薬剤師になりたいです。
B 実務実習を終えての感想
実習ではわからないことも多く、自分の勉強不足を実感していましたが、その度に薬剤師の方たちや事務の方たちが親切に指導してくださり、日々学ぶことが多く充実した毎日を送ることができました。
薬剤師は薬や疾患について豊富な知識を持っていないと患者さんの役に立つことができないと感じたため、今後もさらに勉強を続け、今回の実習で学んだことを将来に活かしていきたいです。
2021年あおば薬局前橋店にて実習 Xさん(N大学 薬学部)
2021年度 あおば薬局前橋店では1名の実務実習を実施しました。
■薬局実務実習で特に印象に残ったこと
患者さんへの服薬指導です。様々な疾患や年齢層の患者さんに対する服薬指導を実習させていただき、実践を通して学ぶことの繰り返しでした。同じ疾患、同じ薬を服用している患者さんでも、疾患と薬の捉え方がそれぞれ違うため、それぞれの患者さんに最も適した内容を伴う服薬指導の難しさを日々痛感しました。患者さんが自身の抱える疾患や治療薬のどのような部分に不安を抱いておられるのか、患者さんの疾患への向き合い方に関する情報をできる限り提供していただけるように、工夫しながら実習に取り組みました。薬に関する知識や技能の向上、並びに患者さんとのコミュニケーションの取り方の難しさがとても印象に残っています。
■将来は、どんな薬剤師になりたいですか?
医療現場における薬剤師の貢献が求められる中、様々な社会的要請に柔軟に対応できる薬剤師を目標としています。特に、一人ひとりの患者さんの思いや気持ちを受け入れることができるように、積極的に学び続ける姿勢を大切にして患者さんや医療従事者双方から信頼の厚い薬剤師を目指します。
■今回の実習を振り返っての感想
わずか11週間の実習は、投薬と服薬指導を中心に沢山のことを学ばせていただきました。初めのころは、過度の緊張により患者さんへ何をどの程度指導したら良いか、焦りと混乱の繰り返しであったことを鮮明に覚えています。しかしながら、先生方から有益なアドバイスをいただくうちに、自分には何が足りないのか、患者さんにどのように指導すれば良かったのか明確に気付くことができました。また、様々な疾患に対する服薬指導を担当させていただき、とても充実した薬局実習となりました。これからも固定観念に捕らわれず、様々な疾患と薬物治療に注視しながら、探究し続ける姿勢を忘れることなく、日々の自己研鑽に励んでいきたいと思います。