2019年10月の出来事

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第13回日本薬局学会へ参加しました。

 

2019年10月19日〜20日へかけて開催された第13回日本薬局学会(神戸国際会議場、神戸国際展示場)へ3名の職員が参加しました。

 

 

あおば薬局前橋店 根岸真之

 

シンポジウムの3演題のうち最初のものは途中からの参加でしたが、興味深いことが聞けました。

 

在宅緩和ケアの条件は患者さんからの要望があって緩和ケアが実施できる家や家族がいることです。
在宅の利点は、患者さんが自由になれることですが、反面、家族の精神的・身体的な負担が増えるので家族が介護に疲れていたり、歳を取りケアできない状況になると在宅緩和ケアの実施が困難になる。
それをどのようにして取り除くかが“グリーフケア”と呼ばれる概念であるとの話がありました。

 

治療の場が病院から在宅に移行してきている今、在宅緩和ケアは今後増えてくると思います。
その中で患者さんやその家族の不安をなるべく取り除けるような訪問服薬のアプローチができたらと思います。

 

 

 

第14回全日本民医連 学術・運動交流集会へ参加しました。

2019年10月11日、長野県長野市ホクト文化ホールにて第14回全日本民医連 学術・運動交流集会が開催され、
6名の職員が参加しました。

 

あおば薬局渋川店 中曽根 万喜

 

記念講演では「コスタリカ平和の会」共同代表、「九条の会」世話人も務める伊藤千尋さんが「さとうきび畑」
の歌の裏話を軸に沖縄の話から始まりました。

 

森山良子さんからさとうきび畑の話を聞いた伊藤さんが大宜味村を訪れ、現地のおばあに聞いた話をしてくれました。
戦争のこと、兄弟を亡くしたこと、そしてその記憶が歌に重なったということです。
思い出して涙を流すのは、やはり辛い記憶だからで沖縄にとって戦争は本当に忘れられない事柄なのだと実感しました。

 

沖縄県内には憲法9条の碑が7ヶ所あり全国で最も多く、平和への強い願いがあることを改めて感じました。
私も「命どぅ宝」という沖縄の言葉を大切にしたいです。

 

ポスターセッションでは、、待ち時間を利用して30分〜60分で健康増進をテーマにした待合室活動を始めたちどり薬局と、ヘルスリ
テラシーを向上させる取り組みのアウトカム評価を行った大阪ファルマプランの発表報告が印象に残りました。

 

ちどり薬局の取り組みは待合室がかなり混雑してしまう渋川店では取り入れるのが難しそうだと感じましたが、画期的なアイデアで待ち時間の有効活用につながっているところに魅力を感じました。
また大阪ファルマプランの取り組みは活動を評価するというあおば薬局渋川店の先をいくもので、私たちの今後の活動の課題となり得るものでした。

 

台風の影響で2日目のシンポジウムが中止になってしまい残念だったが充実した1日となりました。

 

 

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