2024年 第70回ビキニデーに参加して

2024年2月29から静岡県で行われたビキニデーに前橋店 浦山事務職員が参加しました。

 

今回初めてビキニデーへ参加させていただきました。2日目のみの参加でしたが、当日は午前に焼津駅前から第五福竜丸で被爆した久保山さんのお墓のある弘徳院まで全国から集まった団体と行進を行いました。午後は静岡市市民文化会館へ場所を移して展示された資料を見たり、海外からの来賓の話やマーシャル諸島でも開かれている会場から現地リポートがあったり、先日被災された石川、福島で3.11を経験した方の報告がありました。
 印象的な報告としては海外の来賓としてリトアニアとアメリカから参加された方が若い世代に向けて核廃絶はできる!世界の国の人と友人になって。You Can Do It」「教育が大切。真実を追求して情熱と勇気をもって行動して」と。
 
また、マーシャル諸島が地球温暖化の影響で海が迫ってきて沈んでしまう危機にあることなど知ることができました。
「行動する」ことで「知る」ことができ、「知る」ことで次の「行動する」気持ちが生まれる。と感じたので、まずはビキニデーで見たこと知ったこと感じたことを身近な人から伝えて、原水禁に向けて自分が行動し、他の人も巻き込んで「No Nukes No War」の動きを少しでも大きくしたいと思いました。

 

 

(補足)
ビキニ事件とは・・・1954年3月1日未明、アメリカが太平洋ビキニ環礁において行った広島型原爆の約1000倍の威力をもつ水爆実験により、マーシャル諸島の人びとや多くの日本漁船などが被災した事件です。
 焼津のマグロはえ縄漁船「第五福龍丸」は、アメリカ政府の指定した危険区域外で操業中であったにもかかわらず、“死の灰”を浴び、23人の乗組員全員が急性放射能症にかかり、無線長の久保山愛吉さん(当時40歳)は「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」と言い残してその年の9月に亡くなりました。
 ビキニデー集会は、ビキニ事件で亡くなった久保山さんの医師を引き継ぎ原水爆禁止運動をになう全国の運動と静岡県の実行委員会が共催してきた伝統ある行事です。

 

 

トップへ戻る