2021年9月の記事

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(第54回)日本薬剤師会学術大会に参加してきました

昨年2020年度はコロナのため中止となったこの学術大会ですが、今年はWEB開催という形で復活しました。
各都道府県が持ち回りで開催するこの大会の今年の担当は福岡県でした。
特別講演をされたノーベル賞受賞大隅先生をはじめ、各セッションで発表される先生方は日本の各地域から参加をされ、
私も自宅のパソコンから参加をしました。
オンラインでの参加形態は手軽に思える反面、いつもと違う環境で過ごす楽しさなどが無いことは少し寂しくも感じました。
もちろん、現地の美味しいものに出会えない事も私にとっては寂しく感じる事の一つです。

 

学習する内容は毎年面白いものばかりです。今年も例にもれず興味深いものばかりでした。
「処方箋の薬そのもの」だけを扱っている薬剤師。それはもう過去の話で、私たちは「医師による治療のサポート」の他に、
患者さんの生活に必要な情報を提供する事や広い視野での「ケア」といったもの提供する形に変化しています。

 

今回の学会であらためて感じたのは、コロナ禍により急加速で進んだデジタル社会の中で人間同士の関係をもう一度見直そうという事です。
これからの薬局は、処方箋を持った人、ふらっと立ち寄ってくださった人、色々な相談をしたい人に、
薬剤師自身が個人の知識や技能や思いやりをフル活用して満足を提供する場になっていくのだと思います。

 

来年2022年度は宮城県仙台市で開催の予定です。
宮城の空気を感じながら勉強が出来ている未来を願うばかりです。

 

 

諏訪

 

 

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