2021年5月の記事

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あおば薬局渋川店ではHPH（ヘルスプロモーションホスピタル）へ加盟しています。厳密に言えばホスピタル(病院)ではなくファーマシー(薬局)なのですが、そこはいったん置いておきます。

さてヘルスプロモーション（健康増進）といっても何をしている薬局なのか解らないと思いますので、自己紹介をさせてください。

簡単に言うと「患者様だけでなく地域住民や薬局で働く職員に対しても健康水準の向上を目指して情報発信や啓蒙活動を行っている薬局」です。

例えば、高血圧の治療を行っている患者様に対して薬局ができる事は血圧の薬をお渡しする事だけでしょうか？

高血圧になってしまった背景は食事や運動などの生活習慣、ストレスの多い職場で働いているなどの環境要因など様々な原因が考えられます。

血圧の薬を服用すれば、薬の作用で血圧は下がるかもしれませんが、はたしてそれが「健康になった」と言えるのでしょうか？

服薬による治療と合わせて、運動習慣のアドバイスや食事改善のアドバイスを行える薬局、患者様の病気だけを診るのではなく、その背景にある外部環境を改善する手助けを行える薬局を目指しています。

HPHは患者様への治療行為だけでなく、その疾病の根本的な原因（健康の社会的決定要因）へのアプローチです。

SDHとは？　⇒人間の健康状態には，その人個人の問題以外にも社会的な背景が影響している割合が大きいと言われています。こういった健康に影響する社会的な要因をSocial Determinants of Health（SDH）と言います。

アドボカシーとは？　⇒自己の権利を表明すること。特に困難な状況、立場の方の代理人が権利を表明することをいいます。