高崎市の班会にいってきました♪『薬の服用時の注意事項』
班会に参加してきました♪ あおば薬局高崎店 薬剤師:黒澤
班会テーマは「薬の服用時の注意事項」です。
会場でのQ&Aをお伝えします。
Q もし、薬を飲み忘れたら?
A 気づいた時にすぐに飲みましょう。
ただし、次の服用時間が近づいている場合は、その分は飲まずに次回からいつものように飲みます。決して2回分を一度に使用してはいけません。
なお、薬の種類によっては、飲み忘れたときの対応が異なる場合があります。薬を受け取るときに、医師や薬剤師などの専門家に確認してください。
Q 医師に処方してもらった薬(医療用医薬品)を他人に譲ってもいいですか?
A その人の症状や体質・年齢などを考慮して処方されているため、仮に症状が似ていたとしても、他人が使ってはいけません。
また、OTC医薬品についても、薬剤師や登録販売者に相談して、必要な薬を選ぶことが大切です。
安易に他の人に譲ったり、もらった薬を服用することはやめましょう。
※薬の譲渡は薬事法で禁止されています。
また、重篤な副作用が生じた時に医療費や入院費、年金などが給付される医薬品副作用被害救済制度が適用されない可能性があります。
Q 薬を飲むときの水の量は?
A コップ1杯の水(または、ぬるま湯)が目安です。
少量だと薬がのどや食道などにはりついて炎症や潰瘍をおこすおそれがあります。
なお、医師から水分摂取の制限を指示されている場合は、その指示内容に従ってください。
講演後の講師としての感想
講演後の質疑応答では、湿布は貼る枚数によっては飲み薬と同じ用量であること、もしくは超えてしまうことがあるなど、薬剤師としては知っていて当たり前と思っていることが、一般には当たり前でなく、初めて教えてもらった!とこちらが勉強、反省させられることもありました。
また、自分がもらった薬を人にあげる行為※が副作用を引き起こす可能性がある事も講演で分かってもらえました。これからも薬剤師の常識とみんなの常識をすり合わせていければと思います。