被爆80年...
原水爆禁止2025年世界大会へ広島・長崎へ各2名ずつ合計4名の職員が参加してきました。
ニュースでは知ることができない原爆の恐ろしさ悲惨さを現地で見聞きし、平和の大切さを学んできた職員の声をお届けします。
報告は、8月3日〜広島へ参加・鈴木職員、8月7日〜長崎へ参加・清塚職員です。
8月6日 ヒロシマデー集会
原水爆禁止世界大会に参加し、核兵器に対する様々な見方や、平和への取り組みについて深く考える機会を得ました 。
原爆・キノコ雲は、日本では破滅や壮絶な戦争の爪痕として捉えられますが、アメリカをはじめとする戦勝国からは、平和と勝利の象徴として見られることがあります 。原爆がどのような兵器であり、どのような被害をもたらすかを正しく伝えていかなければなりません 。事実を知らない人々が増え、根拠のない「核抑止論」を信じる人が増える懸念があります 。日本の政治家の中にも「核抑止論」を信じる人がいますが、これはあくまで机上の空論であり、戦争抑止を裏付ける根拠や数値的な見解はありません 。根拠のない空論を信じて進むことの危険性は、現代社会において多くの人々が理解している事実です。
今回の大会には、様々な国から使節団が参加し、活動報告が行われました 。国によっては数十人規模で参加しているところもあり、原爆という兵器を使わない・使わせない活動、そして実際の被害への関心の高まりを感じました。彼らは、大会での学びを自国の活動に繋げるための具体的な提案も行っていました 。
残念だったのは、首相の挨拶です 。被爆者から直接話を聞いたにもかかわらず、「核廃絶」には一切触れられず、何も行動を起こさないという内容で、非常に残念なものでした 。首相の挨拶全文は、ニュースサイトで確認することができますぜひ確認してみてください 。
あおば薬局高崎店 鈴木
8月9日 ナガサキデー集会
原水爆禁止2025年世界大会in長崎へ「平和の願いを込めた折り鶴」を手に、法人代表として参加してきました。
天候はすぐれず飛行機はかなり揺れました。何度か酔いそうになりながらも無事に長崎へ降り立ちました。
平和公園に着く頃には雨も弱まり、大きな平和祈念像が目に留まりました。この像は神の愛と仏の慈悲を象徴し、天を指した右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばした左手は「平和」を、軽く閉じた瞼は「原爆犠牲者の冥福を祈る」という想いが込められているそうです。また平和記念像の前方には平和の泉もありました。この泉は「水を、水を」と呻き叫びながら亡くなった被爆者たちの痛ましい霊に水を捧げて冥福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めて建設されたそうです。
平和公園には世界中から「平和の願いを込めた折り鶴」が寄せられていました。そこへ群馬保健企画の願い(折り鶴)も仲間入りしました。
2日目、佐世保基地調査行動は海から山から基地を眺めるという内容で、この分科会を希望した際に想像した内容とは大きく異なっていました。まずは、海から軍艦を眺めることが出来ました。ここには「田島岳高射砲台砲座跡」などもありました。きれいで発展した街並みの長崎ですが、少し離れるとかつて日本が戦争をしていた確かな痕跡が散りばめられていました。その景色は「今の平和を持続するためには、かつての過ちを切り離すことは出来ないのだ」と語り掛けるようでした。
ナガサキデー集会にも参加しました。長崎市民会館体育館には、世界各国から参加者が集まっていました。11時2分には黙とうを捧げました。悲しいことにすべてを奪う争いごとは今もどこかで続けられています。戦争や核兵器が無くなるその日まで、世界中の人々と手を取り合って歩き続けなければならないと思いました。そして叫び続けなければいけません。
ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアヒバクシャ、ノーモアウォー
あおば薬局前橋店 清塚